ドバイで「大雨」のニュース。
- ドバイ 口コミ
- 2025年12月19日
- 読了時間: 3分
日本人投資家は、何をどう判断すべきか。
2025年12月、UAE(アラブ首長国連邦)で「大雨予報」「政府職員は在宅勤務」というニュースが流れました。
SNSでは冠水した道路や雷の映像が拡散され、日本でも
「ドバイはインフラ的に大丈夫なのか?」
「不動産投資に影響はないのか?」
と不安を感じた方も多いでしょう。
しかし、実際に現地で起きていたことと、
ニュースやSNSの印象には大きな差がありました。

⸻
ドバイ全体が大雨だったわけではない
まず最も重要な事実です。
今回の雨はドバイ全域に均一に降ったものではありません。
UAEの雨は、日本の梅雨や台風のように広範囲で降り続くものではなく、
数km単位で場所がズレる「局地的な豪雨」が特徴です。
実際に雨量が多かったのは、
デイラやバール・ドバイなどの旧市街、
アル・クオズのような工業地帯、
排水インフラが古い低地エリアが中心でした。
一方で、
ドバイ・クリーク・ハーバーを含む新規マスタープラン地区や海沿いエリアでは、
「ほとんど降らなかった」
「体感的に雨を感じなかった」
という声が多く聞かれました。
⸻
SNSの洪水映像=ドバイ全体ではない
今回、SNSで拡散された映像の多くは、
道路が川のようになっている様子や、車が冠水する場面でした。
これらは事実ですが、
特定のエリア・特定の時間帯を切り取った映像です。
日本でも、
一部のゲリラ豪雨の映像が拡散されると
「日本中が大雨」と錯覚してしまうことがありますが、
今回のドバイも同じ構造でした。
⸻
なぜエリアによって差が出たのか
投資家として見るべきポイントは
「降ったかどうか」ではなく、
なぜ差が出たのかです。
ドバイ・クリーク・ハーバーのような新規開発地区は、
2020年代の基準で設計されており、
・排水計画が最初から豪雨を想定
・海に向かって水が逃げる地形
・地下駐車場の逆流防止設計
といった特徴があります。
その結果、
同じ雨量でも被害が出にくい構造になっています。
これは偶然ではなく、
新旧エリアの設計思想の違いです。
⸻
政府職員の在宅勤務は「危険だったから」ではない
今回、「政府職員は在宅勤務」という判断が出たことで、
「相当危険だったのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、実態は違います。
この判断は、
2024年に発生した記録的豪雨の反省を踏まえた
予防的・先回りの対応です。
「すでに被害が出たから止めた」のではなく、
「万が一に備えて、混乱を未然に防ぐ」
成熟した都市としてのリスクマネジメントと言えます。
⸻
2024年4月の“本物の異常豪雨”とは全く別物
投資判断を誤らないために、
2024年4月の記録的豪雨と比較しておく必要があります。
2024年4月は、
UAE全域で150〜250mmという異常な雨量が、
長時間にわたって降り続きました。
今回の雨は、
雨量・範囲・継続時間のいずれも、
そのレベルには全く達していません。
今回を「異常豪雨」と捉えるのは誤解です。
⸻
日本人投資家が今回学ぶべきこと
今回の件から、日本人投資家が学ぶべきポイントは明確です。
ドバイ不動産投資では、
「ドバイ」という都市単位で判断するのではなく、
「どのエリアか」「どの開発か」で判断する必要があります。
新規マスタープラン地区は、
インフラ面でも明確な優位性を持っており、
クリークハーバーはその代表例の一つです。
⸻
まとめ|今回の雨は投資リスクだったのか
答えは明確です。
今回の雨は、ドバイ不動産投資のリスクを高める出来事ではありません。
むしろ、
・行政判断の成熟
・新旧エリアの構造的な差
・新規開発地区の強さ
を可視化した出来事でした。
不安に見えるニュースほど、
冷静に構造を見ることが投資判断には重要です。









コメント