
ドバイで管理会社へクレームが「出せない」仕組み
- ドバイ 口コミ
- 2025年12月29日
- 読了時間: 3分
〜Dubai REST / Mollak が実は“使えない”理由〜
はじめに
ドバイの不動産オーナーには、
「何か問題があれば Dubai RESTアプリ → Mollak Services Gateway から正式にクレームを出せます」
と説明されています。
私も同じ案内を Dubai Land Department(DLD)から正式に受けました。
ところが——
実際には、その“正規ルート”自体が使えないケースが存在します。
公式に案内される「正しいクレームルート」
DLDが案内する手順は以下の通りです。
Dubai REST アプリにログイン
Property Wallet
Owned Properties
Property Services
Mollak Services Gateway
Complaint(苦情)を選択
管理会社を選び、内容を入力して送信
👉 理屈の上では完璧な制度です。
しかし現実はこうなる
私の場合、
Mollak Services Gateway には 入れる
しかし
Complaint を選択できない
入力欄が無効
送信ボタンが反応しない
つまり
「クレームを出せ」と言われた場所に、実際には“書けない”
という状態でした。
なぜこんなことが起きるのか?
調べて分かった原因は、大きく3つあります。
① オーナー認証が Mollak 側で未完了
Dubai REST にログインできていても、
Mollak上では「未認証オーナー」扱いになっているケース。
これは
管理会社が Mollak 更新を怠っている
オーナー情報が同期されていない
場合に起きます。
② 物件と管理会社が Mollak で正しく紐づいていない
管理会社が:
管理契約を Mollak に反映していない
もしくは契約更新が未登録
この場合、
👉 オーナー側のクレーム機能が無効化されます。
③ 管理上のトラブルによる“実質的ブロック”
これはあまり語られませんが、実務上は存在します。
Owners’ Committee が無効状態
管理会社にとって不利な状況
クレームがエスカレーションされると困る案件
こうした場合、
Mollak上でオーナー操作が制限されるケースがあります。
結果として起きる矛盾
DLD:「Mollakから出してください」
オーナー:「Mollakが使えません」
DLD:「では案内します(ケースクローズ)」
👉 問題は何も解決しない
この構造こそが、
ドバイ不動産における“見えない管理リスク”です。
重要なのは「オーナーの責任ではない」こと
ここで強調したいのは、
オーナーは 正規ルートを使おうとしている
しかし
システム
管理会社側の登録
が原因で 物理的に使えない
👉 これは
オーナーの怠慢でも、理解不足でもありません。
では、どうすればいいのか?
私が取った行動はシンプルです。
DLDに対し
「Mollakが技術的に使えない」ことを正式に記録
管理会社に対し
「Mollakアクセスがブロックされている事実」を文書で確認
その結果、
DLD側で正式クレームとして複数案件が登録
おわりに
「制度は存在するが、使えない」
これは
個人の不運ではなく、構造の問題です。
同じ状況にいるオーナーは、
決して少なくありません。
もし
クレームを出そうとして詰まった
「正規ルートで出せ」と言われたが使えない
そんな経験があるなら、
それは あなたの問題ではありません。
※補足
本記事は特定の管理会社・デベロッパーを非難する目的ではなく、
制度運用上の課題を共有するための実体験記録です。












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